"普通だった"

CPU実験で使用しているVerilog HDLにも慣れてきて、論理回路のことを考えながら書くようになったら楽しくなってきた。マスタスレーブ型のDフリップフロップが利用できるので、プログラムカウンタはポジティブエッジトリガで動かせばそれで良いらしい。
そういえば先学期の論理回路実験では、Dラッチの挙動が教科書で読んで想像していた動きと違って悩んだなあ。素子のDラッチとマスタスレーブDフリフロとが世の中には両方あって、しかもフリップフロップとかラッチとかの言葉はわりあい適当に使われているんだなあと気づくまで随分かかった。


他の実験はどんなもんだろうなあと、ぱらぱらと実験書を見てみたら、ロボサッカーがまた面白そうだ。
各エージェントの行動のアルゴリズムをグループで考えるという課題。各エージェントにはスタミナや視界、そして移動やコントロールの不確定性が盛り込まれているという話なのだが、この「視界」というのがくせ者。
視界より外では敵か味方か分からないというのだが、この視界が広いか狭いかで戦略が全く変わってくる。視界がある程度狭いときは敵か味方か判別できないことは致命的。だからといって「視界のすぐ外のところに人がいたら見に行く」なんて行動を盛り込むと、最悪の場合無意味な行動をいつまでも繰り返すことになる。
似たような事例がたくさん考えられる。例えば「声」による通信が出来るかどうか、処理が遅れたら全体がラグるのかそれとも一人だけ遅くなるのか、といったことで作るべき論理が全然違ってくる。あとは他の人やボールの速度をデータとして持っていられるかどうかも大事。
戦いの仕様を知るまでは「よりよい行動」が何であるかを決めきれないってわけ。かえって想像力を刺激されて、たまらんわ。


まあこの実験は取ってないんだけどね!