入賞おめでとう。

某友人の写真が入賞したというアサヒカメラの四月号を購入してみた。
たくさんの入賞写真の中からでも「あ、これだ」と分かった。くすんだ色の写真。ポンコツのようで丈夫そうな自動車、ひょうきんなのにどこか堅い雰囲気の漂うポーズをした初老のおじさん。遠方へと伸びる道。
彼らしい、と思った。
妙に懐かしくなり、帰りの電車ではずいぶん長い間その小さな写真を眺めていた。