Binary Hacksを読み始めるよ

去年の今ごろ Binary Hacks を見たときは「読めねぇよこんなもん」と思ったもんだけど、今はごくふつうに読めるどころかこれすごくいい本だ読みやすいしかなり親切まさに今読みたかった本。バイナリに興味のある人なら買って損なしですよ。
冒頭の寄稿の中にこんな言葉があった:*1

ブラックボックスをこじあけて、中を見てみたい。時間さえ許せば、何もないところから自分で組み立ててみたい。
たとえ開発効率が悪くても、泥臭くてスマートじゃなくても、箱庭の外には、どきどきする魅力がある。あなたがプログラミングに関わることを選んだ、その原点が埋もれているからだ。

今回は、たまたま私の興味がC言語とCPUとの間に向いたから手に取ったわけだけど、プログラミングの原点はやっぱり「自分で作る」ってことなんだろうなあ。*2
時間をかなり融通できる大学時代ってのは、とても貴重なんだろう。


小学生の頃、LOGO Writerで亀を動かして遊んだのもいい経験だったと思う。これからは是非「萌えるSqueak」を使ってSqueakを小学生に!
あながち冗談でもない。
「もえすく」は未成年に不適切な表現(らしきもの)は多いけど、教材としては秀逸です。テンポはよいし章構成もうまいし、無理なく学べて楽しく遊べる。全国のコンピュータ学習ソフトはこれを見習うべき。

*1:Binary Hacks の中の、『本書に寄せて』(川合史郎氏)より。ftp://ftp.oreilly.co.jp/download/binary_hacks_smpl.pdfから読めます。

*2:もっとも、私はそのスタートからそれほど離れてないわけですが